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肩こりの原因は血流低下?

肩こりの原因は解明されていない?

肩こりに悩む人は多いと思います。平成19年の国民生活基礎調査によれば、肩こりは女性が訴える症状の第1位、男性では第2位だと言われています。

肩こりの原因は?と疑問に感じませんか?
実は肩こりを詳細に説明した文献は少なく、その原因は十分に解明されていません。

それは肩こりに明確な定義がないこと、更に何かの病気に付随した症状とされることが多く、医師が肩こりの診療に積極的でないことが理由のようです。(※1)

 
目次
肩こりは3つの種類に大別される 

 1.「本態性肩こり」とは? 

 2.「症候性肩こり」とは?
  首のケガ(頚椎疾患)による肩こり
  肩のケガ(肩関節の機能障害)による肩こり
  肩甲骨まわりケガ(周辺の筋群の異常)による肩こり
  その他の原因による肩こり

  3.「心因性肩こり」とは?

血行促進が肩こりに及ぼす影響 

 1.「本態性肩こり」に対する事例

 2.「症候性肩こり」に対する事例
  首のケガ(頚椎疾患)による肩こり
  肩のケガ(肩関節の機能障害)による肩こり
  肩甲骨まわりケガ(周辺の筋群の異常)による肩こり
  その他の原因による肩こり

   3.「心因性肩こり」に対する事例

・肩こりの原因は血流低下?

主な参考文献:
肩こりの臨床、適切な診断と治療のために
参考URL: https://ci.nii.ac.jp/naid/120005736622

※1:肩こりの臨床、適切な診断と治療のために
※2:内臓体壁反射について
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed1982/51/4/51_4_533/_pdf/-char/ja

※3:いわゆる「肩こり」の筋虚血因子について―中西忠行,野末 洋,有馬 亨(1975)

 

肩こりは3つの種類に大別される

肩こりには、特別なケガ(病気)に関係なく起こる「本態性(原発性)肩こり」、特別なケガ(病気)に関係して起こる「症候性肩こり」、精神的・心理的なストレスが原因で起きる「心因性肩こり」3つに大別されます。

1.「本態性肩こり」とは?

本態性肩こりとは、特別なケガ(病気)に関係なく起こる肩こりのことです。考えられる原因は、不良姿勢、運動不足による筋力低下、不適切な運動、過労、寒冷、肉体的なストレス、加齢、などと言われています。

筋肉が過度の負荷(肉体的なストレスなどを含めて)を受けると、末梢神経のNa+チャンネルが増加し、筋や筋膜を貫いている脊椎神経後枝を刺激します。

これにより反射的に交感神経が優位になり、筋肉の緊張やこりが起きていると考えられています。それは局所的に血液の流れを悪くし、それが原因で筋肉の緊張やこりの領域が少しずつ広がっていきます。

2.「症候性肩こり」とは?

症候性肩こりとは、特別なケガ(病気)に関係して起こる肩こりのことです。原因と考えられるケガ(病気)は、たくさんあります。

その中でも首のケガ(頚椎疾患)、肩のケガ(肩関節の機能障害)、肩甲骨まわりケガ(周辺の筋群の異常)によるものが多いと言われています。

 

首のケガ(頚椎疾患)による肩こり
首のケガ(頚椎疾患)とは、頚部の椎間板ヘルニア、Luschka関節、椎間関節の異常などが挙げられます。それらは神経根を圧迫し、神経根症を引き起こします。そしてそれは首の後ろ(後頚部)、肩まわり(肩甲部)に痛みを起こし、その後は特徴的な痺れ(しびれ)を起こすと言われています。この神経根症は、肩こりの主な原因だと考えられています。

 

肩のケガ(肩関節の機能障害)による肩こり
肩のケガ(肩関節の機能障害)とは、肩関節周囲炎、肩腱板損傷などが挙げられます。それらは痛みや拘縮(筋肉が固くなること)によって周囲の筋肉を異常収縮させ、肩こりを起こすと考えられています。また肩甲上神経や腋窩神経の障害によっても同じ理由で肩こりが起こります。

 

肩甲骨まわりケガ(周辺の筋群の異常)による肩こり
肩甲骨まわりケガ(周辺の筋群の異常)とは、肩甲骨まわりの筋肉の異常緊張です。具体的には長頚筋、僧帽筋、肩甲挙筋、大・小菱形筋、頚半棘筋、頚板状筋、頭板状筋、棘上筋などの異常緊張を指します。それらは頭(約4kgの荷重)を支え、腕と胴体を繋げている筋肉です。そしてそれらが異常緊張により筋内を貫く交感神経が刺激され、交感神経節のある僧帽筋などの血流障害を起こし、肩こりになると考えられています。特に僧帽筋は首から肩甲骨までの広い範囲にあるため、肩こりの発症に大きく関わっていると言われています。

 

その他の原因による肩こり
内臓に病変があると、その電気信号が伝わり、体壁(血管)に影響を及ぼします。これを内臓体壁反射(※2)と言い、肩こりの症状がよく見られます。例えば心筋梗塞などで起こる肩こりです。痛みの感覚神経(心臓からの交感神経性感覚求心路C7-Th4)の活性化によって、肩こりが生じます。
眼の疾患に関係する肩こりでは、細かい手作業など近い距離を見続けなければならない環境で起こります。そうした環境では、眼と身体の自律神経機能に乱れを起こし、眼の周りの筋肉疲労が肩こりに発展することがあります。
歯科の疾患に関する肩こりでは、あご関節の筋肉緊張によって起こると言われています。それは僧帽筋の緊張へと発展するものだと考えられ、嚙み合わせを治すことで肩こりが軽減されると考えられています。

 

3.「心因性肩こり」とは?

心因性肩こりとは、精神的・心理的なストレスが原因で起こる肩こりのことです。心身症、うつ病、パニック障害などで、肩こりを訴える人も少なくないそうです。

また一般的には、不安や緊張による筋緊張が、首の後ろ(後頚部筋群)の筋肉を緊張させることで、肩こりになると言われています。精神的・心理的なストレスがあるとドーパミンが過剰に放出され、通常では収縮する必要のない筋肉まで収縮するため、肩こりが起こります。

血行促進が肩こりに及ぼす影響

肩こりの客観的な評価は、極めて難しいと言われています。例えば肩こりを訴える症例ではシコリ(筋硬結)の存在を大きな判断材料として使っています。つまりシコリがないほど肩こりの度合いが小さいと評価します。

またサーモグラフィーによって体表面の温度やレーザードップラー血流量計によって筋肉内の血流低下を確認することで、肩こりの度合いを評価する場合もあります。これは血流低下によって肩こりが起こると学術的に判断されているからです。ある研究者は、筋肉の血流を測定した実験により、血流低下が肩こりに影響を及ぼしていると言っています。(※3)

このように肩こりの判断材料として、シコリ(筋硬結)の存在、体表面の温度、筋肉の血流量が用いられています。これは肩こりを改善させるための大きなヒントになります。例えば血行を促進させることで、上記の3項目はどうなるでしょうか?まずシコリ(筋硬結)は血液を筋細胞に送る事でなくなります。また体表面の温度は、血液が筋細胞に行き渡ると化学反応が起こるため上昇します。更に筋肉の血流量は、血行促進により上昇します。

これらのことから血行促進によって、肩こりを評価する指標が良い値になっていくことが分かります。つまり血行を促進させることは、肩こりにならないカラダを手に入れられる!可能性を秘めています。

 

1.「本態性肩こり」に対する事例

本態性肩こりとは、特別なケガ(病気)に関係なく起こる肩こりです。それに対して血行を促進させた結果をご紹介します。

その方は40代女性で慢性的な肩こりでした。原因は、不良姿勢と運動不足による筋力低下だと考えられます。肩甲骨まわりの血行を促進させ、さらに脇下も同様に促進させることで、リンパの流れも促しました。約2時間の調整で、肩まわりのシコリ(筋硬結)がなくなったそうです。通常のボディケアでは、2、3日すると元に戻ってしまうようでしたが、約2時間の血行促進により10日ほど楽な状態が続いたそうです。

しかしやはり10日ほどすると同じような肩こりが起こったそうです。そこで肩まわりだけでなく、全身の血行を促進させることにしました。週1回3時間、全身を調整していきました。その結果、4回目で肩こりが完全に取れたそうです。

このように本態性肩こりに対して、血行を促進させたところ、肩こりの自覚症状がなくなるという結果が得られました。しかし同様な状況で60代女性に調整を行ったところ、完全に肩こりの自覚症状がなくなるまで12回(約3ヶ月)の時間がかかりました。このことから、肩こりの度合い、期間、日頃の生活環境によって、個人差があることが分かりました。

結論として期間の違いはありますが、どの方に対しても血行を促進させることで本態性肩こりが楽になっていくことが経験的に分かっています。

 

2.「症候性肩こり」に対する事例

症候性肩こりとは、特別なケガ(病気)に関係して起こる肩こりです。首のケガ(頚椎疾患)、肩のケガ(肩関節の機能障害)、肩甲骨まわりケガ(周辺の筋群の異常)、その他が原因で起こる肩こりに対して血行を促進させた結果をご紹介します。
※ケガが完治される前は、炎症を起こしている可能性があるため、血行を促進させてはいけません。それは炎症が起きている状態で血行を促進させると、状態が悪化するためです。

 

首のケガ(頚椎疾患)による肩こり
首のケガ(頚椎疾患)とは、頚部の椎間板ヘルニア、Luschka関節、椎間関節の異常などが挙げられます。それらのケガが完治された後に、血行を促進させた事例をご紹介します。
頚部の椎間板ヘルニアが完治された後、肩こりに悩んでいた60代男性の方です。この方は頚部の椎間板ヘルニアをした後から肩こりがひどく、完治後にもそれは続いていたようです。
この方の場合には、お住まいの関係で通える頻度が少ないため、月に1-2回、約2-3時間の調整を行いました。首、肩まわりが非常に固く、血液が全く流れていないような筋肉状態でしたが、約4ヶ月が経過した頃(5回目)に筋肉が緩み始め、約1年(15回目)で肩こりがない感覚を体感されたようです。このように首のケガ(頚椎疾患)による肩こりも、血行を促進することで、状況が変わることを確認しました。

 

肩のケガ(肩関節の機能障害)による肩こり
肩のケガ(肩関節の機能障害)とは、肩関節周囲炎、肩腱板損傷などが挙げられます。それらのケガが完治された後に、血行を促進させた事例をご紹介します。
肩関節周囲炎が完治された後、動かせなかったために周囲の筋肉が異常収縮して肩こりになってしまった30代男性の方です。この方はこれまで肩こりを経験したことがないほどカラダの状態が整っており、ケガが影響して肩こりになっていました。この方の場合には、元々、状態が良いため、1回2時間の血行促進で肩こりが完全になくなってしまいました。
その後も全く肩がこらなくなったそうです。このようにケガによって筋肉を動かさないと血行が悪くなり、こりを生じるようになります。ただその場合には早期に血行を促進させることで、直ぐに良い状態に戻ることが経験的に分かっています。

 

肩甲骨まわりケガ(周辺の筋群の異常)による肩こり
肩甲骨まわりケガ(周辺の筋群の異常)とは、肩甲骨まわりの筋肉の異常緊張です。具体的には長頚筋、僧帽筋、肩甲挙筋、大・小菱形筋、頚半棘筋、頚板状筋、頭板状筋、棘上筋などの異常緊張を指します。
これに該当する人は非常に多いです。例えば急に筋トレをして、肩甲骨まわりの筋肉が固くなると、それが原因となり肩こりになります。その場合には休養をすれば状態が良くなることもありますが、お風呂で温める、ストレッチをする、などで肩こりがなくなることがあります。しかしあまりにも急激に筋肉が固くなると、筋肉は「拘縮」という状態になり、なかなか良い状態に戻りません。
それは時間が経つほど戻りづらくなるため、早期に血行を促進させることが大切です。これまでの事例では、拘縮後1週間以内であれば約2時間の血行促進を1回、3ヶ月以内であれば5回、1年以内であれば7回程度で肩こりはなくなっています。1年以上そのまま放置していると10回以上の血行促進が必要となるため、注意が必要です。

 

その他の原因による肩こり
内臓に病変があると、その電気信号が伝わり、体壁(血管)に影響を及ぼします。これを内臓体壁反射(※2)と言い、肩こりの症状がよく見られます。例えば心筋梗塞などで起こる肩こりです。こうした原因の肩こりは、その病気が完治した後に血行を促進させると良い状態になると考えられます。しかしこれまで上記のような事例がないため、理論上でのお話になります。
眼の疾患に関係する肩こりでは、細かい手作業など近い距離を見続けなければならない環境で起こります。そうした環境では、眼と身体の自律神経機能に乱れを起こし、眼の周りの筋肉疲労が肩こりに発展することがあります。このような状況はよくあり、血行を促進させると状態が良くなることを確認しています。
歯科の疾患に関する肩こりでは、あご関節の筋肉緊張によって起こると言われています。それは僧帽筋の緊張へと発展するものだと考えられ、嚙み合わせを治すことで肩こりが軽減されると考えられています。血行を促進させても、直ぐに元に戻ってしまう人がいます。そのような方は、歯の嚙み合わせなど、肩まわりの筋肉を固くする原因を持っています。歯科の疾患に関する肩こりに対しても、血行促進により肩こりが楽になることは確認していますが、それが原因で肩こりになっている場合には、まずは歯科の疾患を完治させることが優先です。

3.「心因性肩こり」に対する事例

心因性肩こりとは、精神的・心理的なストレスが原因で起こる肩こりです。心身症、うつ病、パニック障害などで、肩こりを訴える人には、血行を促進させると自律神経が整い、肩こりだけでなく症状も楽になるという報告もあります。

また不安や緊張による筋緊張が原因の肩こりも、血行を促進させることでなくなります。しかし血行を促進させた後も、不安や緊張状態にある場合には、やはりすぐに肩こりになってしまいます。精神的・心理的なストレスは、ドーパミンが過剰に放出されるため、筋肉が固くなりやすく、血行を促進させても、肩こりになってしまうことが少なくありません。

しかし血行を促進させることで、精神的・心理的なストレスが減少することが考えられるため、ストレスの緩和として血行促進を活用することはお勧めです。

 

肩こりの原因は血流低下?

肩こりを詳細に説明した文献は少なく、その原因は十分に解明されていません。しかし血流低下が肩こりの原因である可能性は十分にあります。ケガなどの炎症では安静にしていることが重要ですが、それ以外の場合には血行を促進させることで、肩こりがなくなります。

肩こりを感じたら、状況に応じて、血行を促進させてみてはいかがでしょうか。血行促進の専門店では、あなたが驚くほど、血行を促進させることが出来ます。血行が悪く、自分ではどうにも出来ない!という方はお気軽にご相談ください。あなたのカラダの状態に合わせて、血流を調整いたします。

 

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